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旅の準備

「インドを旅すると人生観が変わる」とよく言われていますが、本当でしょうか?

インドは日本と文化や社会が大きく異なります。日本の習慣や固定概念で旅をするとストレスが溜まるばかりで、楽しめないままに旅行が終了してしまいます。
人生観が変わるかどうかはご自身のお気持ち次第です。柔軟な思考を心がけ、未経験の体験だけでなく、トラブルも面白がる気持ちで過ごすと人生観が変わるかもしれません。ぜひインドの多様性を楽しんで欲しいです。

目次

インドの気候

日本気象協会インドの天気

Android用:世界の天気


パスポート・観光ビザ・入国カード

パスポート

観光ビザ

観光目的でもビザが必要です。渡航日の30日前から4日前まで申請が可能です。

VISA申請の操作方法やシステムエラーについては当社はお応えできません。ビザのヘルプデスクにお問い合わせください。


ビザ申請時は宿泊先情報は必要ありません。入国書類に宿泊情報が記載されていれば入国できます。

デリー空港に到着後申請できるアライバルビザもありますが、空港での手続きに時間を要するため、預け入れ荷物が長時間放置となります。

またビザの取得は保証されていないため、緊急時以外は利用しない方が賢明です。
(参考)外務省海外安全ホームページ

ビザの申請代行の業者もあります。ただし、申請に必要な項目が減るわけではありませんので、ご自身での申請と手間はほとんど変わりません。ご自身の責任にてご利用ください。TabiZuki Indiaは当該業者と一切の提携関係がなく、代行手続きに関するトラブルには一切責任を負いません。

インド ビザ 申請発給
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入国カード

インドに入国するすべての方は、インド到着前72時間以内に専用Webサイトにて「インド電子版入国カード(e-Arrival Card)」の事前登録が必要です。
登録完了後に表示されるPDFを保存または印刷の上、インド入国時にご持参ください。
インド電子版入国カード(e-Arrival Card)サイト

※当面の間は紙媒体の入国カードも利用可能ですが、予告なく終了となる可能性があります。

旅のプランニングのポイント

旅の日程は、詰め込みすぎない。
旅行準備や前倒しで仕事や家事をこなし、インドに来た時点ですでに疲弊している人が多い。
機内で寝ても身体的には寝たことにはならない。

時差や環境の変化で体調が崩れやすい。
日本でしっかり睡眠をとり、免疫機能を良い状態に保っておくことが重要。


国際線の予約

羽田からデリー行き直行便(JAL・ANA)を推奨:1番簡単な方法で最短時間で行ける。遅延が少ない・日本人に合わせた室温と食事・機内やデリー空港で困った時に周囲の日本人に聞ける・トイレの使い方などのマナーが日本人の感覚に合う・整然とした搭乗と降機

経由便は遅れる前提で旅の計画を立ててください。

デリー行き直行便羽田からJAL、ANA、Air India
第2の都市ムンバイ行き成田からANA直行便
世界的なIT開発都市バンガロール(BLR)行きJAL直行便


予約は各航空会社ホームページがオススメ:予約時に座席指定できる・マイレージがしっかり付く・満席時のビジネスクラスへの無料アップグレードの優先順位が高い。

国際線のチケットはアルファベット表記があるものを必ずご用意ください。海外の人は日本語が読めません。警備員によるチケット確認ができないため(QRコードがあってもダメ)、空港施設内にさえ入れない場合があります。


物価

インドの著しい経済発展と超円安により、コロナ前よりも割安感が薄れている。
感覚的にはインドの物やサービスであれば、東京の物価の半額くらい。

でもサービスや品質を考慮すると、日本人にとってはお得感は感じにくいかも。

スターバックスなどグローバル企業は日本より高い。ショートアメリカーノは約500円。ユニクロは5割高


お金に関すること

物価

インドの著しい経済発展と超円安により、それほどの割安感はない(日本人が海外でお得にお買い物できる時代ではなくなりました)。

スターバックスなどグローバル企業は日本よりも高い。ショートアメリカーノは500円。ユニクロは5割高い。ホテルやハイヤーなどの品質や安全性を期待するなら、日本よりも割高です。

クレジットカード

(注意!)近年、海外での不正利用やマネーロンダリングの問題が世界的に深刻となっているため、従来よりも海外でのクレジットカードの利用制限がかかるようになっています。

利用者の行動パターンと比較して不正の疑いがあると判断されると、セキュリティのロックがかかることがあります。海外渡航を普段しない方が渡航先でクレジットカードを利用すると、不正利用を疑われ、カード決済できないリスクが高くなります。

カード決済できない場合はカード会社にロックの解除を依頼してください。カードに問い合わせ用の電話番号が記載されています。

カード会社に連絡したからといって、必ずしもロックがオフになるわけではありませんが、海外渡航の際に事前に連絡をしておくことで、海外での利用がスムーズになります。

個人商店では、インドで発行されたクレジットカードのみ受け付け、国際カードは受け付けられない場合が多い。
念の為、複数枚のカード持参がオススメ。
JCBカードは有名な観光地以外は使えないところが多いです。

両替

ルピーのインド国外への持ち出しは禁止されているため、日本ではルピーに両替できません。インドに行ってから、空港やホテルで両替となります。またはクレジットカードでATMからお金をおろせます。

両替目安:1名1日4,000円〜5,000円
余ったルピーの日本円への両替は、インド出発前までに両替。

インドルピー(INR) 1ルピー約1.8円(2025年12月)

なお、特に週末はATMに現金が入っていなかったり、日本のカードではおろせなかったりする場合があります。
ATMでの引き出しを想定せず、日本円をある程度持参した方が良いです。

地方の両替屋では日本円の需要が低いため、デリーよりもレートが悪い。そのため、デリーで少し多めに両替しておくほうが無難です。

  • 当社のホームスティ(デリー)をご利用のお客様には、初日のみ両替サービスを行っています。
  • デリー以外の地域での両替には対応しておりません。
  • レートは当日のレートを参考に決定します。空港やホテルよりもレートが良いです。あらかじめ両替したい額(日本円)をお知らせいただき、お釣りが出ないよう現金を用意ください。お金の種類の指定はできません。


補足:インドではクレジットカードよりもデジタルマネーが普及しています(日本のデジタルマネーは使えません)。

チップ

チップの習慣がある。物価が上がっているため、2025年現在は以下が相場です。
ホテル:ポーターRs50(5つ星ホテルはRs100)、ベッドメイキングRs50(5つ星ホテルはRs100)
プリペイドタクシー:不要
トイレ:Rs20
専用車ドライバーとガイド:お客様1名あたりRs500

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治安

インドに来ると納得できますが(日本に居ると感覚的に理解し難いです)、ガイド付き旅行はガイド無しと比べると、比較にならないくらい安心・安全です。怖がる必要はありません。

ガイド無しで行動される方は十分注意してください。

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以下、在インド日本国大使館からの抜粋。詳しくは上のリンクをご覧ください

事件に巻き込まれないために
インド旅行では、思わぬ危険が多くあります。インドを旅行する際には次の事項にくれぐれもご注意下さい。
・インドへの到着は、なるべく深夜の到着便を避ける。
・単独旅行はなるべく避け、2人以上で行動するか、信頼のおけるツアーに参加する。特に女性の単独行動、夜間の外出は極力避ける。
・ホテルはできる限り事前に予約をし、極端に安いホテルは避ける。
・親切そうに声をかけてくる者の家に招待されたり、車で案内してあげると言われたりしても絶対に応じない。劇場型詐欺や脅しに遭うケースが多発している。また、睡眠薬強盗の恐れがあるので、飲食物を勧められても口にしない。運悪くこのような被害に遭った場合は、速やかに最寄りの警察署に被害を報告する。
・タクシーはUberやプリペイド・タクシー等のナンバーを指定されたタクシーに乗る。

悪質なガイドに注意する
タージ・マハル等のあるアグラにおいて「日本語観光ガイド」と自称する悪質なインド人による被害の報告も後を絶ちません。
・ 断っているにもかかわらず、強引に大理石屋や宝石屋等に案内する。
・ 本来のガイド料とは別に高額なチップを要求する。
・ 観光スポットの入場料をごまかす。
・ 「日本語ガイド」とは名ばかりで、観光スポットでは肝心な説明が英語になる。
・ 女性に対しては、ガイド中でも執拗に食事等に誘う。
・ 所持品を執拗に無心する。


食事・嗜好品

当社ご利用のお客様へ:西洋料理や高級料理店は価格が高めで、対応できる店舗も限られております。旅行費用には含まれず、別料金となります。直接お店にお支払いをお願いいたします。


買い物


持参物

  • 200V、コンセントの形はB,BF, B3型。
    海外電源変換アダプタ

    家電は200V対応なら使用可。100V対応のみの家電は変圧器が必要。インドのホテルはコンセントが少ない、コンセントが複数あっても壊れていることがある。
    1つのコンセントを有効活用できるよう、複数のデバイスを同時に使える電源タップの持参がオススメ。
  • ホテルの部屋の電気ポットの使用が気になる方は、海外対応のトラベルケトルを持参。
  • 海外旅行保険:渡航前に必ず海外旅行保険に加入する。クレジットカード付帯の保険は随時改訂されています。内容を確認し、別途保険をかけることも検討してください。

服装・荷物

北インド11月 -2月 気温は日本の秋冬と同じくらい。
北インドの1月ごろの最低気温は10度以下となる。日中の外は暖かいが、インドの建物は断熱材が入っておらず暖房設備も無いため、室内は寒い。しっかりした防寒対策が必要。また旅行の服装はインドに限りませんが、調整しやすいレイヤリング(重ね着)が基本です。

3月下旬から急に暑くなる。
暑い時期:4月-9月 気温が40度以上になることはザラ。日焼け止め、帽子、サングラス必須。

南インドは年中暑いが11月-2月はマイルドな暑さでベストシーズン。

暑い時期でも、ある程度肌を隠す服装が望ましい。温度調節しやすいようコーディネートする。

理由1:肌が焦げるかと思うくらい焼ける。肌が焼けると体内で炎症が起こるため、体力を消耗する。蚊に刺されやすくなる。

理由2:聖域であるお寺には、短パンやノースリーブでは入れません。スカートの場合は下にレギンスを履いてください。インド人は正装してお寺参りに行きます(特に南インドは厳しい)。



お寺には裸足で入るので、足が汚れる前提です。高価な靴を履いて行かない(インド人はビーチサンダルです)。

身なりで相手の対応が変わる社会のため、外出の際はきちんとした格好をする人が多い。例えば野菜売りの台車を引いている若いインド男性でも、髪をきちんと整えて襟付きの長袖・長パンツが多い。肌はあまり出していない。

荷物はキャリーケース使用でOK。電車移動でもリュックの必要はない。ただし道には段差があり、汚れているところもある。駅にはエレベーターがないところもあるので、持ち上げて運べる程度の重さの方がいい。国内線は無料預け入れ荷物が15キロ以内の場合もある。


交通

デリーにはUberタクシーもメトロもあるので、ガイド無しで観光できると考えるかもしれないが、実際は難しい。
交通事故の多いインドだからこそ、政府公認ドライバーによる移動がオススメ。

理由1:Uberタクシーはドライバーや車の質が悪い(車検を通しているのか不明、臭い、車がボロボロ、大音量で音楽をかける、家族と電話で話をしながらの運転が通常運転、英語が通じない)

理由2:外国人は乗せてくれなかったり、クレジットカード払いは断られることが多い(予約後にドライバーにキャンセルされてしまう)

理由3:メトロ利用の場合、車なら15分で行ける距離が1時間かかる。道に歩道がなく、歩く想定で道路が作られていないため、最寄駅から歩いて目的地へ行けない。

デリー空港からのアクセス


宿泊

治安が良く便利・中間層以上が多く住むサウスデリー地区のホテルがオススメ!

在インド日本国大使館からの抜粋
ニューデリー鉄道駅前、パハールガンジ地区やコンノート・プレイス等旅行者の集まる場所には、インド政府観光局の者と名乗って近寄ってくる者に悪質な旅行会社に連れて行かれる被害が後を絶ちません。インド政府職員が声をかけてくることは絶対ありません。

年々、ホテル代が高くなっています!
日本人には、3つ星以上のホテルがオススメ。当社のスタンダードホテルは2-3つ星です。
2-3つ星は日本のスタンダードホテルのレベルには達していませんが、費用を抑えたい方にオススメです。2-3つ星のホテルは2でも3でも実際は設備も宿泊費もほとんど変わりません。

例:お湯は出るがシャワーがない場合があるなど、水回りがイマイチ(日本のスタンダードではない)、防音でないため、車の音がうるさい部屋が多い(インドの騒音は凄まじい)、蚊や虫が出ることがある、窓がない部屋がある、ドライヤーが部屋に据付でない(フロントで借りる)、Wi-Fiが遅い部屋がある(当社でツアーに参加される場合のホテルにはWi-Fi設備があります)。

4つ星以上のホテルをオススメする理由

4つ星以上になると、グローバルスタンダードに近づき、様々なストレスが緩和されます(応じて料金もグッと上がります)。
でも4つ星でも、水回りは日本のビジネスホテルの方がいいです。
特に潔癖症の方は4つ星以上のホテルをオススメします。

客層やスタッフの質が明らかに良くなる(欧米人や日本からのビジネス出張者が泊まっている)・客室に必ず窓がある・窓や壁が防音(インドの騒音は凄まじいので重要)・部屋にドライヤーあり・Wi-Fiスピードにストレスを感じない・女性スタッフが居る可能性が高い。

5つ星ホテルでは、出入り毎に荷物をX線で検査し、身体検査も行われるため、安全性がさらに高くなります。
感覚的には日本の3つ星ホテル「アパホテル」は、インドでは5つ星相当です。でもインドの5つ星ホテルは、アパホテルよりも数倍料金が高いです(日本はコスパ最強)。


極端に安いホテルは、防犯や衛生上のリスクが高いため、外国人の宿泊が法律で禁止されています。
そのため予約は取れても、チェックイン時にパスポートを提示すると宿泊を拒否されます(でも拒否するホテルはある意味まともなホテルです)。

またインドは男社会、かつ階級社会です。安宿に女性独りで泊まることはありません。
さらに欧米の観光客は、元々リスク管理の意識が高いため、安宿は避けています。
ホテルに関しては下記記事も確認してください。

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お土産

紅茶、スパイス、お菓子、ブロックプリントの小物類、KAMAのローズウォーター、カーディ製品、ショール、お香、インド限定のスタバのマグカップ

アーモンドチョコ、チョコパイ、ポッキー、たけのこの里、マーブルチョコ、じゃがりこサラダ味、キャラメルコーン、オールレーズン、源氏パイ、ハッピーターン、歌舞伎揚、サラダせんべい(チョコレートはインドでは貴重。肉由来成分が入っている物は避ける)


その他のインド基本情報

時差日本より3時間30分遅れ
人口日本の10倍以上
平均年齢25歳(日本は45歳)
外出しているのは15〜30歳くらいまでの男性ばかり。食料品を買いに行くのは男性の仕事。女性の独り歩きは殆ど見かけない。
平均寿命68.6歳(日本は84.2歳)
国土面積328,7263平方キロメートル(日本の約9倍)
日本より平地の割合が多く、インフラが整っていないため、距離感覚的には日本の10倍以上。
言語ヒンディー語、英語、各州公用語(少なくとも20言語ある)
宗教ヒンドゥー教徒81%、イスラム教徒13%、キリスト教徒2%、スィク教徒2%、ジャイナ教徒0.4%、その他0.7%
在留邦人数8,000人。タイ在住邦人8万人、中国には10万人、アメリカに40万人に対し、日本人の数が非常に少ない。
インドへの日本人観光客数は少なすぎて統計がない。それだけにインド旅行は価値があり貴重な体験となる。
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